卒塾生の保護者様の先生紹介

創立時から5年間通塾してくれた卒塾生の保護者様(藤本祥子様)に先生(宅間)の紹介を書いていただきました。「何を書くかも、どれくらい書くかもお任せします。」というお願いを、快く受けて下さいました。もちろん、書いていただいた内容の操作などは一切していません。ご一読いただけたらと思います。

娘は、開塾当初の2013年夏からSakura塾でお世話になり、宅間先生とは、塾生の中でも一番長いお付き合いをさせていただきました。

入塾のきっかけは、開校と同時に行われた夏期講習でした。当時小学五年生の娘を夏休み中遊ばせておくのはもったいないと、数々の塾の夏期講習のチラシに目を通していた私は、南荘町に新しく出来たという「Sakura塾」のチラシに目を奪われました。なんと、夏期講習が、2000円ポッキリの激安価格だったのです…。どれも似たり寄ったりのチラシの中で、その激安ぶりは、正直どの大手塾のチラシよりも私の心を揺さぶりました。とりあえず…と広告を読んでみると、もちろん生徒を募集する目的なので、熱心で丁寧な文章が並んでいます。が、その中で、他の塾にはない、とても印象に残った一文がありました。今も変わらずホームページにも明記されていますが、先生紹介の欄の、「ご家族の次にその子を愛する大人であることを何より大事にしています。」という言葉でした。家族の次にその子を愛するって、さらっと書いてましたが、凄い文章ですよね。本当の意味で他人を愛するって、そんな簡単にできるはずがありません。「個人塾オープンしたての先生がここまではっきり、こんなことを書くってどうなん?相当勇気と覚悟いるし責任もあるやん…いや普通怖くて書けへんやん…でも堂々と書いてはるんある意味すごい。いったいどんな人なん…?」すごく安い講習料で、凄く大きいことを言っている、塾の名前でなく、宅間先生に興味を持った瞬間でした。

安さと、講義の内容というよりも宅間先生という人物に興味を惹かれて申し込んだ夏期講習でした。娘は他に習い事もしており、普段はまあまあ忙しい生活を送っていましたので、本当に夏休み限りで終了するつもりでもありました。五年生から塾というのも、早いしもったいないという気持ちもありました。娘自身も、可もなく不可もなく、夏休みだけやったら通ってみよかな、と特に前向きでもありませんでした。夏の間の数回の講習でしたが、事前に説明会があり、そこでも先生は、家族の次にその子を愛するとおっしゃっていました。どのくらいの保護者の方が、その言葉に関心を持たれていたかはわかりません。しかし私は、本当に愛していただけるのか…こだわり続けていました。

講習自体はかなり前の事ですのでうろ覚えなのですが、まだ工事の跡が残っている真新しい校舎でおこなわれました。数回の授業で学力を上げるというよりも、教養を身に付ける、ちょっと難しいことを頑張ってやってみる、といった感じだったと思います。今から思えば学力アップのための基礎作りの一部分を体験させていただいたのかなと思います。そして私の予測に反して娘は、授業やその都度出される課題に熱心に取り組み、夏休みが終わっても塾を続けたい、と言い出しました。どんな雰囲気で、どんな授業の内容だったのかはわかりませんが、大手の塾で長年腕を磨いてこられた先生ですし、充実した中身だったに違いありません。頑張ることがしんどいけど楽しい、と思える授業だったのでしょう。ただ私はまだ悩んでいました。もちろん子どもの意思を尊重してやりたい。授業が面白かったのはわかっている。が、いくつも習い事を増やして中途半端にならないか。中学からでいいのではないか。お金もかかるし…。送迎もめんどくさい(我が家は南荘町より少し離れており、自主通学は難しかったのです)。もろもろの通塾をためらう要素を抱えつつ、夏期講習終了後の懇談会で宅間先生と初めて一対一でお話しさせていただくことになりました。そして結果的に、その懇談会のたった十数分で、通塾させることに気持ちが固まってしまいました。そのお話しの内容は、数回の授業に娘を預けただけで、こんなにも我が娘を観察し理解しておられるのか!という驚きでいっぱいでした。そうそうそれそれ!といった、親が感じている娘の長所、短所を的確に捉えるのはもちろん、親の私でも、なんとなく感じているけれどもはっきり表現出来ない娘の性質を、ほんまそれっ!と思わず言いたくなるくらいビシッとわかりやすい言葉で表現してくださったのです。この時の衝撃は忘れられません。私がこだわっていた、「家族の次にその子を愛する」という先生の言葉は、本気の言葉なんだと確信しました。先生が、今までの経験をもとに、本気で、真剣に、子どもと向き合う覚悟でおられるからこそ、この短期間で娘の特性を掴むことが出来たのだと。そして、こんな本気の、熱い想いを持った先生なら娘を預けてみたい、そう思ったのです。「家族の次にその子を愛する大人」宅間先生を表すにこれ以上の言葉はないと思います。

Sakura塾は、厳しいばかりの塾だと思われがちですが、ホームパーティなどのイベントも開催されます。宅間先生のアイデア満載で、年を追うごとに、保護者からの差し入れもあったりの、みんなを巻き込んでの楽しい企画で、ホッと一息させてくれます。これも愛のカタチです。

しかし愛ゆえに時に、いやけっこう頻繁に、むしろ日常的に、ビシバシ、いやビシビシバシビシバシバシくらい、鍛えられます。それも事実です。けれど宅間先生のことを心から信頼し、頑張って付いていけば何とかなることを実感している子どもたちは、嬉し涙?に頬を濡らしながら食らいついてゆきます(笑)。ホームページにも出てくるフレーズですが、まさに本気で頑張りたい子が本気で頑張れる塾です。子どもたちも、宅間先生の愛を肌で感じているからこそだと思います。親もそれを理解しているからこそ、子どもがそのしんどさにヒーヒー言っている時でも、もうちょっと頑張ってみ、と、声を掛けてやれます。どんな時も、塾に行けば全力で取り組んでアドレナリンが分泌するのか、塾帰りの娘はいつもハイテンションだったことを覚えています。

宅間先生の印象は、Sakura塾開校以来、全く変わっていません。Sakura塾や塾生に対する熱い想いは、ぶれることも冷めることも一切ありません。むしろ、マイナーチェンジを重ねながら、先生いつ寝てるんですか?と問いかけたくなるほど、より高みを目指して燃えたぎっているように感じます。間違いなく、娘を、塾生を、家族の次に愛してくださっていました。それは、娘を見ていればおのずと伝わってきたことです。

宅間先生の教えは、ただ単に目の前の志望校に合格するためだけのテクニックを指導するのではありません。高校に進学してから、社会に出てから、困難な問題にぶつかった時、自らの力で考え、解決する力を養うために、鍛えて下さいます。子どもの将来の先の先を見つめて、一人一人の子供に応じて背中を押して下さいます。その方針も、開校当時の説明会から一つも変わっていません。講習料2000円のチラシにつられた形ではありましたが、あの時、Sakura塾に、宅間先生に出会え、娘を預けることが出来て、本当に良かったと思います。一保護者の立場で、宅間先生の紹介を長々とさせていただきましたが、ここまで読んでいただいた未来の受験生の保護者の方は、少なくともお子様のために何か力になれることはないか、より良い環境はないかと、「Sakura塾」に興味を持たれているかと思います。これから、大切なお子様は、家族の次に自分を本気で愛してくれる、そんな大人に何人出会えるでしょうか。なにか特別に強烈に厳しい部活に入部したら、それに近い出会いはあるかも知れません。しかしSakura塾では、もれなく確実に行われる受験という試練に、宅間先生が本気の愛で、子どもと向きあい、鍛えて下さいます。そんな貴重な出会いを、子どもが多感な時期に経験させてあげられる選択肢があるというのは、すごくラッキーなことだと思うのです。Sakura塾に関して、様々な噂や憶測が飛び交っている(らしい)のですが、もし迷っておられるのならば、一度飛び込んでみることをおススメします。娘は本気で全力で頑張ることを学びました。頑張り方を学んだので、高校に進学してからは、ほっといても勝手に頑張っています。娘がSakura塾で頑張ったおかげで、私はいま、彼女にやいやい言うこともなく、とてもラクさせていただいています(笑)。

最後に、これは書くか書かまいか大変迷いましたが、大事なことなので書かせていただきます。Sakura塾の授業料は、これもまた間違いなく愛のある料金です。これだけ愛の詰まった授業を、こんなにも愛のある授業料で続けていける塾は、他に探してもなかなか見つからないと思います。本当に、受験を控えているお子さんをお持ちの保護者の方は、一度でいいので宅間先生の熱い愛に触れていただきたいと思います。

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